薬膳教室の日。

【八雲薬膳講座 五行グループ第二回 “土”グループ】

秋分の日を過ぎて、ふと日暮れの早さに気づき、見上げる空に秋が深まりゆくのを感じます。

今日は、Minako Hashimoto先生による、第二期薬膳講座の2回目で、「土」がテーマでした。
東京にいる受講生にもライブ配信。

自然界では土が命を育むように、人間の体では
土である「脾」が全身のエネルギーの元となる「気」を生み出しているといいます。
めっちゃ「脾」は大事!
その養生の仕方を聞きました。

七十二候でいうと、今の季節は「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」。
虫たちが土にもぐり、入口の戸をふさぐ頃。冬ごもりの支度をする時期という意味。
その時期の「兆し」を伝え、繊細な季節のうつろいを感じさせてくれる、美しい暦が日本にはあります。

薬膳と関係が深い陰陽五行の考え方では、季節を五つに分類してます。
“土”は長夏(土用)。
土用は季節の変わり目で、年4回もあることを知りました。

季節の移ろいや、間を感じる美意識こそ、東洋的な世界観。
薬膳も、からだも常に変化して移ろいゆくものだから、今の自分の状態を感じて、人に決めさせないで自分で考えることが大切。そして断定しないこと。

「ちょい足し薬膳でいい。
間違えたって問題はない。
薬膳を学ぶのではなく、薬膳を遊ぶつもりで楽しめばいい。」
美奈子先生は言います。
結局、昨日の意識が今日の自分を作るんだということを、伝えてくれました。

来月の「金」の講座までに、季節とからだの移ろいをこまやかに感じることを楽しもうと思います。