薬膳教室 最終回

冬至のときに、薬膳教室“五行グループ”の最終回を開催しました。

万物はすべて陰と陽にわかれていて、互いに対立し、かつ影響しあうという考え方を、5回を通して学んできました。
陰陽説では、冬至は最も「陰」が極まった地点で、そこから反転して再び「陽」の力が兆してくることを『一陽来復』というのだそう💫
    
最終回は、『木』について🌲
対応する季節は、『春』🌱
枝や葉が伸びるような広がり。
温かく柔らかいのは、木は『火』を宿しているから。
木は擦り合わせると火が生じる。
木と火は、生かす関係にある。物事は順番通りに流れている。

そんな五行説の神秘的な話を聞くのが好きで、何度でも聞きたいと思いました。 
目からウロコで、考えた昔の人って本当にすごいと、毎回感心させられっぱなし👀

木・火・土・金・水の5回シリーズをかけ抜けて、最後に献立の考え方のコツを聞きました。
これがおもしろかった!
いつもの食材で、生かし合う「相生」と抑制する「相克」を意識をすればいいこと。
普段は五色のバランスをとった「相生」の食べ方、
不調がある時は五味のバランスをとった「相克」の食べ方。

流行っているからとか、有名なお店だからと、「美味しいと思わされている食べ方」をしていませんか?
そう美奈子先生に言われて、はっとしました。
自分の五感を使って調理し食べること、食材とちゃんと向き合って、日々の暮らしを考えること。
それは人生を豊かにしてくれる楽しいことなんだという基本に立ち返りました。

目に見えない原理原則を知って、柔軟に自分の体の反応に対処しながら、よく遊び、よく働き、よく休む。そうあるために、教えていただいたことを暮らしに活かしていきたい。

春に体調を崩しやすいのは、木と同じように、人も成長するために栄養を必要とするからなのかもしれません。
気が巡るとそれと一緒に物質も巡るから。
やがて再び巡り来る春を待ち望んで、今から栄養である『気』を養っておこうと思います。

春の陽の高まりに向けて、美奈子先生流の漢方的緩やか生活によれば、
「気にしない」「気に病まない」「気に留めない」の3つを合言葉にするのがおすすめだそうです😆

美奈子先生にまた会いたくて、
来期の薬膳教室、現在わくわく計画中です。
知る・わかるに続いて、“使いこなす”を目指して。
暮らしの中の薬膳が学べるクラスにしたいと思っています。
募集開始までお待ちくださいね。
次回も、ネットで自宅から受講できるようにします。
三期生がどんな顔ぶれになるか楽しみ🌟